「学生の頃から憧れていた留学。短期留学なら実現できそうだけど意味がないって本当?」
気軽にチャレンジしやすい短期留学。しかしネットでは「短期留学は意味がない」という意見が多く、留学をためらう人は多いのではないでしょうか?「意味がない」といわれる理由を理解しなければ、留学自体をあきらめたり、留学してもやはり「意味がなかった」と後悔するハメになります。
私も留学にチャレンジしたいけど、40代の今になって本当に留学する意味があるのか?と考える日々を過ごしていました
この記事では、留学初心者の筆者が、社会人の短期留学が「意味がない」とされる理由をリサーチし、その解決策として5つの対策をご紹介します。
対策を知り実践することで、自信をもって留学に踏み出すことができ、満足度の高い留学体験を得ることができます。
費用も時間も余裕がない筆者の初めての留学。成功させるために必要な情報を徹底リサーチしました。同じような境遇の社会人のみなさま、ぜひ参考にして下さい。
社会人でも行ける?短期留学の期間は3ヶ月以内!
短期留学は、期間3ヶ月以内の留学を指すことが多いです。最短で1週間から留学することが可能で、プチ留学と呼ばれることもあります。3ヶ月以内であればビザ不要で入国できる国が多く、比較的気軽に留学できます。
語学留学では留学前の語学力は基本的に問われません。初心者でも挑戦しやすいですね!
効果絶大!社会人が短期留学するメリット
いくら短期とはいえ、貴重な時間と費用を費やすことに変わりありません。留学を考える社会人が短期留学を選択するメリットは何でしょうか?詳しくみていきましょう。
休暇を利用して留学できる
1〜2週間の短期留学であれば、仕事を辞めることなく年末年始やゴールデンウィーク、夏季休暇などを利用して留学が可能です。仕事の都合で長期留学が難しい、退職することができないという社会人でも、短期なら留学を実現できます。
費用を抑えられる
留学エージェント・スマ留が公表しているオーストラリア留学の総費用の目安は上記のとおりです。期間が短い分、授業料や滞在費、生活費などの費用を抑えることができます。留学先によっては格安で航空チケットを入手できる場合もあり、総費用を抑えることも可能となります。
初心者でも挑戦しやすい
初めての留学となると不安はつきものです。特に海外で生活するとなると、環境に適応できるかどうかが一番の不安要素です。短期留学であれば、「短期間なら」と割り切れることが多く、心理的なハードルはぐっと下がります。
3ヶ月以内の留学ならビザ不要の国が多く、荷物も少なく済むから準備も簡単♪
自己肯定感が上がる
筆者は学生時代から留学に憧れていました。学生時代からの夢を実現することは、少なくとも私の人生において大きく意義のあることです。
もちろん、留学に行くこと自体がゴールではありません
夢だった留学の実現に向けて行動することで、充実感や満足感が得られ、結果自己肯定感の向上につながります。
経験値アップ
日本で語学を学んでいても、多くの人は外国人と直接会話する機会が少ないです。留学期間中毎日、直接英語を使ってコミュニケーションをとる、という体験事態が大きな経験になるでしょう。
暮らすように過ごす体験も経験値を上げる貴重な体験です。
- 通学する
- カフェやレストランで注文する
- 公共交通機関を使用する
- ホームステイ先で食事を楽しむ
これらは旅行でも経験できますが、留学でもう一歩踏み込んだ体験をすることで、より多くの気付きや価値観を得ることができるでしょう。
語学学習のモチベアップ
留学日が決まると、留学までに習得したいレベルを設定するなど学習計画を立てやすくなります。留学後には、「もっと話せるようになりたい」とモチベーションがアップしたり、反対にうまくできなかった部分を集中的に学習することができ、今後のさらなるステップアップが期待できます。
留学前の英語学習は、学習サポートのあるエージェントの利用がおすすめ!
効果なし?社会人が短期留学するデメリット
ここまで短期留学のメリットをご紹介しましたが、もちろん良い点ばかりではありません。デメリットも合わせてしっかり確認しましょう。
渡航費が高い
行き先 | 航空チケット代 |
---|---|
イギリス | 105,650円〜 |
アメリカ(NY) | 114,475円〜 |
フィリピン(セブ) | 29,815円〜 |
オーストラリア | 62,930円〜 |
上記の表は、2025年5月の航空券の最安値をスカイスキャナーで調べたものです。※2024年11月現在
短期留学では、授業料や滞在費を抑えることができますが、留学先によっては航空チケット代が高額になる場合があります。例えばヨーロッパ方面への留学になると、総費用に対して航空チケット代が半分以上を占めることも少なくありません。
留学先が日本人だらけの可能性あり
短期留学の場合、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始など同じ期間に留学に行く人が多くなってしまいます。さらに夏休みや春休み期間と重なると、学生の留学生も多いため、せっかくの留学なのに日本人だらけ⋯という状況になる場合があります。
他国の留学生と交流できない=英語を話す機会が減ってしまう可能性があります
英語力の劇的な伸びは期待できない
短期留学では、英語力の底上げはできても目に見えるほどの効果が現れにくいのが現実です。「語学の勉強は留学してからでいいや」と考えている人は注意が必要です。英語を全く喋れない人がたった1週間〜3ヶ月留学するだけで、ペラペラに話せるようにはなりません。
キャリアに活かしにくい
語学留学、特に短期留学に行っただけでは英語を活かしたキャリアアップ、キャリアチェンジは難しい場合が多いでしょう。ビジネスで通用する程の語学力の習得を目指すのであれば、留学前のより念入りなリサーチが必要です。
長期留学も検討したほうがよい場合もあります
期間が短く物足りなさを感じる
1週間の超短期留学であれば、土日を挟むことなく留学が終わってしまうため、ゆっくり観光する時間がとれません。また、よほど積極的に交流しなければ、留学先で友だちをつくることも難しいでしょう。ようやく慣れた頃に帰国となり、物足りなさを感じる可能性があります。
1ヶ月以上になると観光や友だちとの交流も楽しめそう!
周囲の理解が得られにくい
社会人で留学するとなると、周囲から理解が得られにくい可能性があります。「何のために?」「英語話せるようになってどうするの?」などの質問は当たり前。理由を伝えても「へえ、すごいね」くらいの温度感です⋯。
社会人の短期留学|効果を上げる事前準備5選
社会人の短期留学を意味あるものにする秘訣は、ずばりデメリットをできるだけメリットに変えることです。留学を検討し始めたら、以下に紹介する5つの方法を実践して下さい。
1.留学の目的を明確にする
「学生時代から憧れていた留学に挑戦する!」という場合、気をつけたいのが目的です。留学をするという事実だけで満足してはいけません。留学の効果を上げるために必要なのは、留学をして何をするかです。
学生時代に留学したかった理由と、現在のあなたが留学して達成したい目的は変化している部分もあるはずです。
■留学の目的の一例
- 語学力の向上
- 現在の職業のスキルアップ
- 趣味を極める
- 異文化体験や海外で暮らす体験をする
現在のあなたが留学して達成したい目的は何ですか?
目的を明確にすることで、自分がすべき選択や取るべき行動が具体化します。目的はできるだけ詳細に設定しましょう。目的達成に向け、限られた時間を有効に活用することで、物足りなさを回避することができるでしょう。
2.具体的な資金計画を立てる
留学先の決定に際し、目的と同じくらい重要なのが留学にかかる総費用です。
- 自分の目的が実現できそうな留学先の候補を挙げ、大まかな費用の概算を調べます
- 総費用から、貯金期間と月々の貯金額を割り出します。
- ここであまりにも無理な計画であれば、資金計画を立て直す必要があります。予算に応じ、目的が達成できそうな国や都市はないか、再度調べましょう。
予算が足りないからと妥協して費用の安さだけで決定すると、期待していた学習効果や体験ができなくなる可能性があります。目的と費用のバランスを考え、できるだけ早い段階から費用の準備を始めましょう。
短期留学の場合、総費用のうち渡航費の占める割合が大きくなります。費用を抑えるポイントは、航空券をいかに安く抑えられるかです!
3.事前に語学力をアップさせておく
実際の会話では、相手の話す内容が分からなければ言葉のキャッチボールはできません。
- 英語で会話するのに必要最低限のリスニング力を鍛えておきましょう
- スピーキング力の理想は、中学レベルの文法で会話できること。使いそうなフレーズを準備しておくのもおすすめです。
インプットがあると、留学中にアウトプットする機会が増えます。自分の英語が通じたという達成感は、留学後の英語学習のモチベーションにもなります。
インプットは日本でできます!期間が限られている短期留学では、たくさんアウトプットしよう!
4.留学後になりたい自分を具体的にする
留学の目的に通じる部分ですが、留学後にどんな自分になっていたいかを具体的にしておきましょう。
習得した語学力は、職業に活かすことだけが成功ではありません。海外旅行で英語を話す、オンライン英会話でさらに向上させる、外国人のコミュニティに参加してみる、など活かす目的は様々です。留学後、どう活用するのかを具体的にしておきましょう。
スキルを得て実現できることを具体的にしておき、計画や準備をしておく必要があります。
なりたい自分を具体的にしておくと、周囲の理解が得られやすくなるかも!
5.留学エージェントに相談する
これまで留学の効果を上げる方法を4つ紹介しましたが、すべてを一人で考え、調べることはなかなかハードです。わからないことはプロの留学エージェントに相談しましょう。
留学の目的や費用の相談、国や学校選び、滞在先に関する相談や手配など留学に関するほぼすべてのことを行ってくれます。キャリアに関する相談に乗ってくれるエージェントもあります。
社会人の短期留学口コミ調査!期間別の特徴と効果
短期留学の期間別の特徴と、留学エージェント・スマ留に掲載されている口コミを参考に、語学力はどれくらい伸びるのかをみていきましょう。いずれの期間でも、語学力をアップさせる秘訣は積極性です。
1〜2週間の留学
仕事を辞めることなく、長期の休暇を利用して行くことができます。語学習得だけでなく観光も楽しみたい人は、半日コースの授業を選択し、残りはたっぷり観光を楽しみましょう。
英語力は中2くらいのレベルだったので大きく変わったということはないですが海外の人に対して話しかけるのが怖くなくなりました。
1週間ではあまり変わりません。しかし、英語への抵抗は無くなると思います。
英語初心者であれば、ペラペラに話せるようになるというより英語に慣れる、抵抗感がなくなるといった効果を感じやすいでしょう。
3週間〜1ヶ月の留学
このくらいの期間になると、社会人であれば休暇を取得するのは難しいケースが多く、退職が必要になる場合があるでしょう。土日を使って思いっきり観光を楽しむことができるため、語学習得も観光もより充実させたい人におすすめの期間です。
留学前はyes.noなどしか出来なかったけど、それ以外の単語を使ってコミュニケーションできるようになりました。
簡単な日常会話はすらすらとできる状態でいきましたが、留学後はそれに加え自分の考えを英語で表すことができるようになりました。
表現力が増え、英語でのコミュニケーションが少しずつできるようになります。ある程度話せる人ならさらに表現力は高まり、英語力の伸びを実感しやすくなります。
1〜3ヶ月の留学
仕事を辞め、次の就職までの期間を利用して留学することができます。1ヶ月以上の期間であれば、現地で暮らすという実感が感じやすくなるでしょう。
買い物や質問をする位なら翻訳アプリを使うことが無くなくなりました。リーディング以外の分野はそれぞれ2から3ランクほどレベルが上がりました。
留学前は”can I get~”などの注文する時の文章くらいしか知らない状態でしたが、今は注文したあとに少し会話が出来るくらいにはなりました。
生活に慣れてきて、英語でのコミュニケーションにもストレスを感じにくくなってくる時期です。簡単な日常会話はできるようになり、語学力の向上を実感しやすくなります。
まとめ|社会人の短期留学で何を得られるかは自分次第!
この記事では、社会人が短期留学で効果を上げる5つの方法について解説しました。まずは、短期留学のデメリットをメリットに変えていく意識を持つことが必要です。
具体的な方法は以下のとおりです。
- 留学の目的を明確にする
- 具体的な資金計画を立てる
- 事前に語学力をアップさせておく
- 留学後になりたい自分を具体的にする
- 留学エージェントに相談する
留学に行くこと自体を目的にしてはいけません。大切なのは留学先で何をなし得たいのか、きちんと目的を持つことです。向上心と積極的に学ぶ姿勢があれば、たとえ短期間であっても大きな効果を感じられるでしょう。
たった一度の人生、少し仕事を休み、思い切って短期留学してみませんか?
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